正論は時に正しくない。
正論は、時に正しくないし、場合によっては人を殺してしまうことさえあるだろう。
「大人」は正論が好きなようだ。
そして子供に正論を振りかざして黙らせる。
正論は一般的には正しいことだから、言い返すとはできず、
黙り込むしかなくなる。
そうやって、子供は「大人」になっていく。
だから、君は「大人」にならないように抵抗をしてほしい。
正論は正しくないものだと、人を黙らせるために「大人」は正論を持ち出してきて振りかざしてきているのだと気づいてほしい。
そしてその「大人」の正論が正しくないのだと直接「大人」に言わないまでも、
心の中で思っておいてほしい。
そして自分が大人になった時に、子供に対して、正論を使わないようにしてほしい。
正論を言われて傷つくこともあるだろう。
君に価値はないと思わされるような正論を言ってくる「大人」もいるだろう、
それは「親」だったり「先生」であったりするかもしれない。
しかし、それは無視すればいい、表面上は話を聞いているフリだけして、
中身は純粋なまま育ってほしい。