自分を大切にする。
これまで、自分を大切にできていなかったね。
馬鹿にされても、嫌な顔も、反論もしなかった。
でもそれは、自分はそういうことをされても仕方がない人間だという意識があったのだろう。
反対しても、もっとひどくなるかもしれないという恐怖もあったことだろう。
それは全て奴に植え付けられたものだ。
本当に、奴さえいなければ。
だからその意識をまず消したい。
自分は価値のある人間だし、言い返しても良いし、それが例え目上の人であってもだ。
それは人間として当然の権利だ。
奴は、その人間として当然の権利さえ奪っていった。
そして、使い物にならなくなるまでボロボロにされ、今に至る。
あの時だってそうだ。
奴がやれというから、やろうとしたのに、なぜか止められた。
「お前には無理だ」なんて言ってな。
本当に悔しかったなあ。
お前のせいでどれだけ苦しんできたことか。
そしてこれからは、本当に壁を作って生きていく。
奴の付け入る隙を与えない。絶対に。
自分の生きたい様に生きるのだ。