変化は内側から、機会は外側から。
卵の内側から、ひなが殻をつつき、外側から親鳥が殻を突くことで、
殻が割れ、ひなが外に出てくる。
これを聞くと、引きこもりを外に出したり、うつ病の人を働かせることを正しいと思ってしまうことだろう。
外側からの強制によって、そとへ出れるようになると。
しかしそれは間違っている。
しかし重要なのは、内側の状態だ。
もしひながまだ成長の途中であれがば、外からつついて殻が割れたとしても、
生卵で中身が流れ出すだけだ。
だから、中身が熟して、ひなが自分の力を持つまでは見守るべきなのだ。