外に開くために、内を固める
外に開くためには、内を固める必要がある。
江戸時代の日本も鎖国をやめて開国をするときになったとき、
まずは国内の体制を変えて、
地方統治を藩から府や県にして管理をしやすくしたりした。
これは人間も同じだと思う。
引きこもってしまうのは、外が怖いからではなく、内面が出来上がっていないからである。
その逆に内面が未完成であるにも関わらず一見外に開かれているように見えるのは、本当に開いているわけではないからだと思う。
明るく振る舞い人生順調に行っているように思えても、きっとどこかで壁にぶつかったときに一気に崩れていくのだ。
だから、僕自身は大学生のうちに内を固めることが重要だと思う。
世間では大学生はもう大人とみなされ、バイトだサークル活動だ、ボランティア活動だなどを強制されるような節があるが、内側ができていないのにそんなものに取り組んでも無駄だと思う。
そしてほとんどのその活動は純粋な気持ちからくる人を助けたいだとか、人のためになりたいだとか言うものではなく、ただ就活に役に立つからだとか言うものだ。
だからこそ、その支援先では良い顔をして活動をするが、他の人目につきにくい場所などでは暴れてしまう。
例えば、カンボジアの子供たちは助けるのに、街中で見かけるホームレスは無視をする。
これは、ただ自分の役に立つことにしか活動をしたくないと言う現れだろう。
実際自分の身の回りにもカンボジアでボランティアをして色々やっていた人間がいるが、彼はあまり良い人間とは言えない行動をよくとっていた。
確かにボランティアや支援を純粋に心の底から、ただ助けることを目的にのみ取り組めと言うのは無理だろうと言われるかもしれないが、本当にそうだろうか?
自分自身あの課題でとても困ったから同じ課題で困っている人を助けたい、と言う純粋な気持ちを持った人たちも多いだろう。
そして、そのボランティア活動を人間の価値として認める企業も間違っている。
短期間でとりあえずに人間の評価をしようとするから、そう言う表層的な目に見えやすい評価のしやすい指標を使ってしまうのだ。
それよりも、時間をかけて仕事の能力を見定めることをした方がいい。